前回は「嘘をつく未成年者」の話でしたが、今回は「大人の嘘」の話です(笑)
契約書にサインをしてしまっても、
「冗談だったんだよ!」
「勘違いしてました!」
「脅されて無理やり書かされたんです…」
という言い訳は通用するのでしょうか?
今回は、民法における「意思表示(いしひょうじ)」に関するお話しです。聞き慣れない漢字が出てきますが、Gemini 流に「漢字の意味」から分解すると、驚くほど意味がスッと入ってきますので、心配しないでください。
漢字で攻略! 民法界の「5大トラブル」
Gemini に、それぞれの言葉の「漢字の成り立ち」と「勝敗ルール」を解説してもらいました。
1. 心裡留保(しんりりゅうほ): 冗談・嘘
僕:一番難しい言葉が出ました。「心裡留保」…? お経みたいで全く意味が分かりません。
Gemini:これは漢字を分解すると、その正体が見えてきます。
- 心裡(しんり): 「裡」は「裏(うら・うち)」という意味。つまり「心の内側(裏側)」
- 留保(りゅうほ): その場に「留(とど)めて、保(たも)つ」こと
つまり、「本音(本当の気持ち)を心の内側に留めておいて、外には出さない(嘘をつく)」という意味なんです。
僕:なるほど! 「本音を隠した冗談」ということですね。例えば、飲み会の席で、買う気もないのに「その時計、100万円で買うよ!」と言った場合はどうなりますか?
Gemini:原則として、契約は「有効」です。「心に留めておいた本音」なんて相手には見えませんから、言った通りの責任を負わされます。
※ただし、相手が「それは冗談だ」と知っていた場合(悪意)などは、「無効(ノーカウント)」になります。
2. 通謀虚偽表示(つうぼうきょぎひょうじ): グルになって嘘
Gemini:次はもっと長い漢字ですが、これも分解すれば簡単です。
- 通謀(つうぼう): 「謀(はかりごと)」を「通(つう)」じ合わせる。つまり「グルになって悪だくみする」こと
- 虚偽(きょぎ): 「虚(むな)しい」「偽(いつわ)り」。つまり「ニセモノ」
僕:「グルになってニセモノの契約をする」ですね! 例えば、借金取りから逃げるために、友人と口裏を合わせて、土地を売ったことにして名義を変えるような?
Gemini:その通り。これは「無効」です。
二人とも「売る気」が全くないのですから、契約として成立しません。
ですから、借金取りは、その土地を差し押さえることができます。
「勘違い」と「詐欺・強迫」のドラマ
ここからが試験の最頻出エリアです。
「錯誤」「詐欺」「強迫」で契約してしまった場合、取り消せるのでしょうか?
3. 錯誤(さくご): うっかり勘違い
Gemini:錯誤も次のように分解できます。
- 錯(さく): 「錯覚(さっかく)」の錯。入り混じって混乱すること
- 誤(ご): 誤(あやま)り
頭の中が混乱して間違えちゃった、という意味になります。
「1000万円」と書くつもりが、うっかり「1000円」と書いてしまったような場合です。
僕:これはさすがに取り消せますよね?
Gemini:はい、「取り消すことができます」。
ただし、うっかり度合いが酷すぎる(重大な過失がある)場合は、自分から取り消すことはできません。
4. 詐欺(さぎ) vs 強迫(きょうはく)
僕:最後は「騙された人」と「脅された人」です。
ところで気になったのですが、「きょうはく」の漢字が「脅迫」ではなく「強迫」なんですね? 変換ミスですか?
Gemini:いいえ、ここが重要なポイントです!
- 脅迫(刑法など): 「脅(おど)して」迫ること。恐怖を与える行為そのものに焦点があります。
- 強迫(民法): 「強(し)いて(無理やり)」迫ること
民法の「強迫」は、相手の自由な意思を「強力に押しつぶして」無理やりサインさせる、というニュアンスが強いんです。だから、被害者はめちゃくちゃ守られます。
僕:なるほど! 「強い力で無理やり」だから「強迫」なんですね。
では、この2つが「事情を知らない第三者(Cさん)に転売されていた」場合、どうなりますか?
Gemini:ここが今回のハイライトです!
| ケース | 第三者(善意無過失)との戦い | 理由(Geminiの解説) |
| 詐欺 (だまされた) | 第三者の勝ち (取り戻せない) | 「騙される方にも、隙(すき)があったよね?」 詐欺は、本人が騙されているだけで、意思表示自体はしています。だから第三者の安全を優先します。 |
| 強迫 (無理やり) | 被害者(本人)の勝ち (取り戻せる!) | 「完全に被害者です。ガタガタ震えて抵抗できなかったんだから仕方ない」 強(し)いて迫られた人は、最強レベルで保護されます。 |
僕:「騙された人はちょっと悪い、無理やり書かされた人は悪くない」。
この漢字の違い(強迫)を知っていると、なぜ強迫だけ特別扱い(最強)なのかが納得できます!
まとめ: 勝敗ルールの一覧表
Geminiとの対話で分かった「5つのパターン」の結論をまとめました。
試験前にはこの表を思い出します!
| トラブル名 | 契約の効力 | 善意の第三者に対抗できる?(取り戻せる?) |
| 心裡留保(冗談) | 原則:有効 | できない |
| 通謀虚偽表示(グル) | 無効 | できない |
| 錯誤(勘違い) | 取消し | できない |
| 詐欺(だまされた) | 取消し | できない (第三者保護) |
| 強迫(無理やり) | 取消し | できる! (本人保護) |
※「強迫(強く迫る)」だけが特別扱い(最強)だと覚えておけば良さそうですね!
次回の予告
人と契約の話がひと段落したところで、次回は「代理(だいり)」について学びます。
「頼んでないのに勝手に土地を売られた!」
そんな時、本人は責任を取らなきゃいけないのでしょうか?
ここでも「表見代理」というドラマチックな言葉が登場します。お楽しみにしてください。
■ 編集後記: 知識を「体系化」する
今回のように、Geminiと対話して「漢字の語源」から法律用語を深掘りするのは、記憶定着にとても効果的です。
ただ、試験範囲全体を効率よく網羅するためには、やはり「体系的なカリキュラム」が欠かせません。
「AIで深く納得」し「オンライン講座で広く網羅する」方針が賢明だと思います。
興味のある方は、一度チェックしてみてください。
▼ お勧めオンライン講座
- 宅建試験の即戦力なら: [SMART合格講座] スマホ完結の学習システムと厳選された32時間のカリキュラムで、スキマ時間を活用して宅建合格を目指す特化型講座です。
- 【広告】 AI × プロ講師の「二刀流」戦略! | Web 3.0 時代の生き方


コメント