1. 世界一長い英単語(45文字)の正体
突然ですが、この英単語を見たことはありますか?
pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis
ニューモノ ウルトラ マイクロ スコーピック スィリコ ヴォルケーノ コウニ オウシス
これが、世界一長いといわれる45文字の英単語です。 その意味は、非常に細かい火山灰や鉱石の粉塵を吸い込むことによって引き起こされる肺の病気(塵肺症:じんぱいしょう)という医学用語です。
この単語を「覚えてください」と言われたら、どう感じますか?
「うわ、無理だ」と反応するのが普通だと思います。何度も繰り返して「丸暗記」しようとしても、挫折してしまうかもしれません。
でも、量が多いものを覚えたいとき、覚えるときの原則を思い出してください。
- 分割して覚える
一度に覚える量を減らすことで、どんなに長い単語でも攻略できるようになります。
この記事を読み終える頃には、「あれ? 言えるかも…」という不思議な感覚を味わっているかもしれません。
2. 原則:量が多いときには 分割する
長い文章も、英単語も、分割して小さくすれば怖くありません。 この45文字の世界一長い英単語も、よく見ると、実は8つのブロックでできていることがわかります。
- pneumono (ニューモノ)…「肺」
- ultra (ウルトラ)…「超」
- micro (マイクロ)…「微細な」
- scopic (スコーピック)…「見る」
- silico (スィリコ)…「珪素・シリカ」
- volcano (ヴォルケーノ)…「火山」
- coni (コウニ)…「塵・ちり」
- osis (オウシス)…「病気」
どうですか? 「ウルトラ(ultra)」とか「ボルケーノ(volcano)」とか、知っているパーツはありませんか? 知っているパーツがあれば、それだけで覚える負担は、ぐっと楽になります。
3. 具体的なモノに置き換える
そのままの音で覚えにくい場合は、その音から連想する「具体的なモノ」に置き換えます。
バカバカしいイメージほど、脳は喜んで記憶してくれます。
私の場合は、こんな風に置き換えてみました。
- pneumono(ニューモノ) ⇒「ニュー(乳)モノ」=「牛乳」
- ultra(ウルトラ) ⇒ そのまま「ウルトラマン」
- micro(マイクロ)+scopic(スコピック) ⇒ マイクロスコープ=「顕微鏡」
- silico(スィリコ) ⇒ 音の響きから「汁粉(しるこ)」
- volcano(ヴォルケーノ) ⇒ そのまま「火山」
- coni(コウニ) ⇒ コーン=「トウモロコシ」
- osis(オウシス) ⇒ 「王、死す(おうしす)」

4. ストーリーで脳に映像を焼き付ける
「牛乳」「ウルトラマン」「顕微鏡」「汁粉」「火山」「トウモロコシ」「王様」
この7つのイメージから簡単なストーリーを作ります。
私の脳内イメージはこうです。
【世界一長い単語の物語】
- 「牛乳」を、手を腰に当ててを飲む「ウルトラマン」
- 「ウルトラマン」が腰をかがめて「顕微鏡」を覗き込む。
- 「顕微鏡」の中に見えたのは、なんと「汁粉」
- 「汁粉」の中には、噴火している「火山」
- 「火山」から噴き出てきた黄色い「トウモロコシ」
- 「トウモロコシ」を食べた「王」「死す」
イメージできましたか?(ぜひジェスチャーも交えてみてください!)

5. イメージから発音を復元する
今度は逆に、イメージから英語の音を呼び戻してみましょう。
- 「牛乳(乳モノ)」⇒ pneumono(ニューモノ)
- 「ウルトラマン」⇒ ultra(ウルトラ)
- 「顕微鏡(マイクロスコープ)」⇒ micro(マイクロ)+ scopic(スコーピック)
- <small>※最後が「scope」ではなく連結形の「scopic」になる点に注意!</small>
- 「汁粉(しるこ)」⇒ silico(スィリコ)
- 「火山」⇒ volcano(ボルケーノ)
- 「コーン(トウモロコシ)」⇒ coni(コウニ)
- 「王 死す」⇒ osis(オウシス)
つなげてみると… pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis
いかがでしょうか? 発音がなんとなく口から出てきたのではないでしょうか。
もし途中で詰まっても大丈夫です。分割しているので、弱点がわかりやすいと思います。「汁粉を忘れてた!」と気づき、覚え直すことで、記憶はより強化されます。
6. 最後に:英語学習の本質
各パーツの意味をもう一度確認しておきましょう。
- pneumono(肺)は、「牛乳(乳モノ)」が出てくる胸のあたりにあるイメージ
- ultra (ウルトラ)「超」は、人を超えた「超人」である「ウルトラマン」をイメージ
- micro (マイクロ)「微細な」物を「見る機械」scope(スコープ)で「顕微鏡」になります。連結形「・・・鏡の」意味になるとき、語尾が変わり、microscopic になります。
- silico(珪素)は、「汁粉」のお餅のように柔らかいシリコン素材をイメージします。
- coni (コウニ)「塵・ちり」は「コーン:トウモロコシ」を粉々にすりつぶしたものを想像すると、覚えられると思います。
- osis(病気)は、「王死す」という結末=病気の症状と結びつけて覚えます。
すべてをつなげると「肺・超・微細・見る・珪素・火山・塵・病気」=「塵肺(じんぱい)症」という意味になります。
世界一長い英単語でも、分割することで、覚えられそうな気がしませんか?
もし今日、この単語を覚えられたなら素晴らしいことです。この45文字の英単語よりも長い英単語はありません。どんな英単語でも覚えられると思います。覚えたい英単語をドンドン覚えていってください。
覚えたけど、忘れてしまっても大丈夫です。忘れたらまた、「牛乳」を、手を腰に当てて飲んでいる「ウルトラマン」から始まるストーリーを思い出して、覚え直せば良いだけです。2回目は、楽に速く覚えることができると思います。
実は、今回本当にお伝えしたかったことは、世界一長い英単語の覚え方ではありません。
お伝えしたかったことは、どんなに量が多くて難しそうな問題も「分割すれば必ず攻略できる」ということです。
この感覚さえ掴めれば、英語学習も、人生の難問も、きっと乗り越えられます。気が向いた時に、世界一長い英単語を呪文のように唱えて楽しんでみてください。
▼ 今回のブログをYouTubeでも説明しています。https://youtu.be/TpxoPVADsVE?si=hFDyuOTIaKX1PJKC
▼ YouTube で使用したスライド資料です。
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